「プレジデント」という雑誌があるのですが、その雑誌の中で面白い記事がありました。「小池龍之介」という僧侶をしている方の文章です。「追い求めると逃げていく。『幸せは副産物』の理由」というタイトルで、サブタイトルが「多くの人は、『苦』の解消を『快=幸せ』と勘違いしているにすぎない」という内容です。詳しい内容はここでは書けませんが、この文章を読んだときに、直感的に思い当たることがありました。それは、働く事は「しんどくて、大変なこと=苦」であるのに、人はなぜ働く事を求めるのかと言う事でした。ごくごく簡単に、「働かなくても生活が出来るなら働かない」と言ってしまうかも知れません。しかし、実際にそうなったときにそれで生き生き生活できるかというと、経験上そうではない気がしています。
以前ぷろぼのを卒業して就職された訓練生の方に、「仕事はどうですか?」と聞いたときに、「大変でしんどいけれど、楽しい」と答えた方がいました。まさに、働くとはどういう事かという事を、うまく表現した言葉であると感心しました。以前より、幸せは、しんどい思いをしたから感じる物であって、毎日楽をして、幸せを感じることは出来ないだろうと言うことを漠然と感じていました。
これを、仏教の根本原理の中で「一切皆苦」というそうです。人間が心と体を通じて知覚できる刺激は、「苦」という感覚だけ、「苦」の量が増減するだけという考え方だそうです。働く事がしんどいことであるから、休みの日や、何か達成したときに対比として幸せを感じると言うことです。非常に面白いとらえ方であると感じました。
仏教というか、先人の知恵というか、示唆に富んだ様々な財産が世の中にはあるのだなあと感じた文章でした。仏様に感謝。合掌
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