一切皆苦

 「プレジデント」という雑誌があるのですが、その雑誌の中で面白い記事がありました。「小池龍之介」という僧侶をしている方の文章です。「追い求めると逃げていく。『幸せは副産物』の理由」というタイトルで、サブタイトルが「多くの人は、『苦』の解消を『快=幸せ』と勘違いしているにすぎない」という内容です。詳しい内容はここでは書けませんが、この文章を読んだときに、直感的に思い当たることがありました。それは、働く事は「しんどくて、大変なこと=苦」であるのに、人はなぜ働く事を求めるのかと言う事でした。ごくごく簡単に、「働かなくても生活が出来るなら働かない」と言ってしまうかも知れません。しかし、実際にそうなったときにそれで生き生き生活できるかというと、経験上そうではない気がしています。
 以前ぷろぼのを卒業して就職された訓練生の方に、「仕事はどうですか?」と聞いたときに、「大変でしんどいけれど、楽しい」と答えた方がいました。まさに、働くとはどういう事かという事を、うまく表現した言葉であると感心しました。以前より、幸せは、しんどい思いをしたから感じる物であって、毎日楽をして、幸せを感じることは出来ないだろうと言うことを漠然と感じていました。
 これを、仏教の根本原理の中で「一切皆苦」というそうです。人間が心と体を通じて知覚できる刺激は、「苦」という感覚だけ、「苦」の量が増減するだけという考え方だそうです。働く事がしんどいことであるから、休みの日や、何か達成したときに対比として幸せを感じると言うことです。非常に面白いとらえ方であると感じました。
 仏教というか、先人の知恵というか、示唆に富んだ様々な財産が世の中にはあるのだなあと感じた文章でした。仏様に感謝。合掌

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学習会、学習会、交流会

先週の一週間をかけて、主にぷろぼのの新人に対して、集中的に研修を行いました。基本的には、ぷろぼのに入った新人職員に対して、約3ヶ月かけて研修を行います。その中でも、特にこの一週間は、午前・午後と事業所に缶詰になって、就労支援の全体の流れから、福祉制度の話し、面談演習や、見学対応など一通り職員として必要な知識の学習を詰めて行います。これで、「取り合えず、一人前の職員のはず!!」とは言わないので、これからじっくりと、訓練生の方と共に歩みながら、しっかりと日々精進してほしいと期待しています。
最終日の土曜日には、奈良ロイヤルホテルで、恒例の学習会と、交流会が行われました。学習会の中では、こっからの古木施設長に講演していただき、自らの体験から奈良の福祉の古い話ということで、いろいろな話をいただきました。その中でも、「自立とは」という事でこっからの中で一年間かけて整理してきた話をしていただきました。行政も運動団体も全く立場や思想が違う人々が自立という言葉を普通に使い、やはり、こっからとして「自立とは」ということで定義が必要になったということが印象に残りました。私は、重度障がい者の自立取組というところで以前働いていたので、「自己決定」が自立であると基本的には思っています。ただ、いま働いているぷろぼのでは、自立とは、まず働く、仕事ありきという部分もあり、自立という言葉の、広さと深みを感じています。
その後夕方から、ぷろぼのの総会を行い、また、その後交流会が行われました。交流会では、春に行った全職員の課題図書の優秀なものに対して、表彰を行いました。
振り返ってみれば、怒涛の様な一週間でした。学習会を準備していただいたスタッフ、講演いただいたかた、交流会の準備をしてくれたスタッフ、たくさんの方の力で、盛りだくさんの内容をなんとか終えることが出来ました。皆様、お疲れ様でした。m(_ _)m

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楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか

今日は、ある大企業の奈良の支社長さんが、見学にいらっしゃいました。
その方が、「新大宮の事業所に来て、大変感動した。それは、事業所に入ったときに訓練生の方が、立ち上がってしっかり挨拶してくれた。」と、ほめてくださいました。大変嬉しく、誇らしい気持ちになりました。これはひとえに、毎日毎日こつこつと訓練をする職員の積み重ねと、また、何より仕事に就きたいという思いで、毎日毎日通って来る訓練生の努力の結果だと思いました。
また、「アメリカに行くと、しっかりと挨拶して、笑顔で迎えてくれる。そういう事が働くと言う現場では、非常に大切なんだ。」という事を仰っていました。

昔、「楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか」ということで、仲間内で議論になりました。その時私は、「楽しいから笑うに違いない」と思っていました。しかし、この仕事について初期の頃には、「両方あるのではないか」と思うようになり、そして今は、きっと「笑うから楽しいに違いない」と思うようになりました。
就労支援をする中で、職場や、日常のコミュニケーションを考えたとき、とりあえず「笑顔」でいることは、非常に大切なことだと思っています。それが出来ることで、結果として様々な「よいモノ」を、ひき寄せてくると言うことを実感しています。

こんな事を、あらためて気づかせていただいた、今日の出会いに感謝です。

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喜びと感謝を発信します。

日々、福祉の現場で仕事をさせてもらいながら、感じたことを発信します。
最近つくづく思うのが、ああ、この仕事をしてきてよかったという喜びです。
また、ぷろぼのの理念である「地域自立」を目指して共に仕事をする仲間、また、同じ思いを持って福祉に取り組む関係機関の皆様、そのほか、日々触れあうさまざまな方に対する感謝の気持ちを感じています。
そういった、日々の喜びと感謝を、さまざまな実践の中から発信していきたいと思います。

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